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ストレスと過食の関係
ストレス社会と言われる世の中ですが自分自身でストレスを感じ対策をしている方は少ないはずです。
そして一番怖いのが気づかぬうちにそのストレスが溜まってしまっているということです。
人前で話すことが1週間後に控えているなどの、急性ストレスであれば緊張状態が続き「ご飯がのどを通らない」など食欲もなくなるということもありますが、知らぬ間に溜まっている慢性的ストレスは食欲が止まらないなどと過食や太る原因をつくってしまうので注意が必要です。
空腹は脳で感じる
「お腹がいっぱい」や空腹などは胃の中に食べ物が入っているかどうかで決まるのではなく脳の感じ方で決まってきます。
つまり胃の中が空でも、お腹が空かないということもあり得るということです。
ストレスが溜まることで満腹感を感じる「レプチン」というホルモンが減少します。
すると脳は、食欲を抑制できなくなり満腹中枢を刺激できずにいつまでも食べれてしまうというサイクルに陥ります。
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ストレス太りのメカニズム
私たちの脳はストレスを感じると「コルチゾール」という抗ストレスホルモンが分泌されます。コルチゾールというホルモンは体の危険を察知し脂肪を体に蓄えようとする働きがあります。
さらに脳は危険な状態と感じ、脳にエネルギーを蓄えようとします。
脳のエネルギー源は糖になり、積極的に補うため甘い物の感触がやめられなくなったり炭水化物が食べたくなりストレス太りの原因になります。
ストレス過食は自律神経に問題あり
自律神経には交感神経「体を動かしているときの神経」と副交感神経「体がリラックスしているときの神経」の二つがあります。
交感神経が優位に働いているときはエネルギー消費も増加し、満腹中枢も刺激されるためダイエットには適した神経です。
みなさんも考えてみてください。何かに没頭しているとき 交換神経が優位に働いているときは空腹感を感じなかったと言う経験ありませんか。
逆に副交感神経が優位になっているときは腸の動きが活発になったりすぐに空腹感を感じてしまいます。
ストレスがたまっているときに食欲が増すのはなぜ?
ここでピンときたかたもいるかもしれませんが、ストレスが溜まったときに食欲が止まらないというのが不思議ではありませんか?
ストレスが溜まってるということはリラックス状態では決してなく交感神経が優位にたっている状態です。
というとは本来であれば交感神経が優位にたっているので満腹中枢が刺激され空腹感を感じにくくなるはずですが、ストレスがあるときはどちらかというと食べても食べてもお腹が空きどんどん食べれてしまいます。
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簡単に言うと このストレスが溜まっている ときの交感神経が優位に立つというのは、ただ単に副交感神経がストレスによって上手く機能せずに起こっていることで 、交感神経機能が高まっているとは決して言えずエネルギー消費や満腹中枢の刺激効果は薄くなるのです。
さらにストレスで低血糖になることで体に糖分を蓄えろという指令が脳からでるため食欲が止まらなくなります。
ストレスが溜まった時に甘いものや炭水化物を食べたくなるのはこのことが原因です。
ストレスがあるときに積極的にとる食べ物
ストレスから体を守ろうと防御反応が生じます。その際に多く消耗してしまう栄養があります。
栄養を補うようにしっかりと摂取することで食事面からもストレス耐性を整える必要があります。
私たちははストレスを感じるとビタミンCの消耗が激しくなります。これは聞いたことがある方も沢山いるのではないでしょうか。
ビタミンCは抗ストレスホルモンの合成に必要な食べ物です。
ストレスを感じると沢山のビタミンCが消費されることになります。ビタミンCは体に蓄えておくことができないため意識して摂取する必要があります。
ほかにもタンパク質がホルモンをつくる材料になっています。肉や魚に含まれますが、タンパク質はダイエットにも効果的な為欠かさずにとることをお勧めします。
これらの栄養をしっかりと補うことで抗ストレスホルモンがつくられストレス耐性も強くなります。
ストレス解消!良く寝てよく笑う
ストレス解消法?はと聞かれ、人によって様々な答えがでいてくるはずです。
一番怖いのは知らず知らずのうちにストレスが溜まり食欲が止まらずどんどん太ってしまうことです。
一生懸命にダイエットをしているのに食欲が止まらず水の泡となってしまわないようにストレスとうまく付き合っていく必要があります。
自分にあったストレス発散法を探していきましょう。